『悲しみを忘れることは、キミを忘れることだから』

　中々落ち着いた日が無くて。書くのが遅くなっちゃいましたが、自分引越しをしました。親元を離れて暮らしてる訳ですが、家事が楽しくて楽しくて(笑)。まだまだ未熟者なので、どんどん突き詰めて家事マスターに俺はな……らないです(笑)。できることならイラストマスターになりたいです。


「夏が好き」だと言っていた。
同時に「海を見た事が無い」とも。

「そんなん、夏の半分くらい損してるよ」

倉庫の奥に埋もれていた自転車を引っ張り出して「今から海行こう」僕はキミの手を引いた。




























あれからもう十年が経つけど。
今も夏になると思い出すよ。
最初で最後の海の事。

今年もキミの帽子を背負って。
僕はあの海へ行く。
ずっとずっと、忘れないように。


……なんつってさ。
女の子ってやっぱり、やんちゃなくらいが好きだな、俺は。